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ロンドンの大学に正規留学中の21歳が書いているブログです。現地の事情や海外での大学生活に役立つ情報を配信しています。

イングランドで社会的距離が2mから1mに緩和 | 2020年7月のロンドン

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※2020年7月5日最新の記事です。

コロナウイルスによるパンデミックにより3月23日にロックダウンが発表されてから15週間が経ち、7月に入りました。

6月中旬にエッセイから自由になり、グループでのプレゼンが2週間前に終わりつい3日前に最後の授業を受けようやく夏休みが始まったのでほっとしている今日この頃です。

やっと気持ちに余裕ができたので、コロナに関するロンドンの様子および留学生活の近況とオンライン授業の感想について書いていこうと思います。

近頃のロンドンの様子

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現時点でロンドンでの日常生活において必要な心がけは公共交通機関内でのマスクの義務着用、洋服店などで買い物をする時は入り口と出口がしっかりと分けられているので間違って出口から入店しないこと(もし間違えてもたいていの店では警備員の人が出入り口で待ち構えているので教えてくれます)、入店後は入り口付近備えつけのハンドサニタイザー(もしくは持参のもの)を使うことです。

僕は常にハンドサニタイザーをポケットに入れて持ち歩いています。今や携帯、財布についで外出に必需品となっています。もちろんマスクも忘れずに。

現在イングランドでは2mだった社会的距離が1mに緩和され、6月15日より再開が許可された洋服店スポーツショップのみでなく、7月4日よりパブやレストラン、理髪店の営業が再開しています。

しかし店内飲食を提供しているカフェ及びレストランはまだ少なく、ロンドンではメジャーのPret A MangerやCaffe Neroは持ち帰りのみ, Starbucksは未だ一時休業としている店舗もある様子です。ロンドン中心部から少し北のHampstead Heathという郊外の雰囲気が漂う自然豊かなエリアでは、店内飲食サービスを提供しているレストランがちらほら見受けられる程度です。

社会的距離政策の緩和は早すぎたという意見が多く、政府に対してさらなる批判が相次いでいます。

イギリス国内におけるコロナウイルスの状況は、6月22日にやっと新感染者数が1000人を下回ったところです。

7月3日時点での新感染者数は519人(週末の集計数は実際と誤差があるので3日金曜日のデータを参照しています。*7月4日土曜日時点での新感染者数は624人)、一日当たりの新たな死者数は136人で一週間当たりの平均死者数は97人と現在の日本の状況とは雲泥の差があるのが明らかです。

(worldmetor UNITED KINGDOM https://www.worldometers.info/coronavirus/country/uk/)

イングランド中部の街レスターでは6月初旬よりウイルスが再び蔓延し始めていることが徐々に明らかになり、6月29日より最短7月18日までのロックダウンの延長が発表されてしまいました。

(Leicester Lockdown: New laws come into force

3 July 2020 https://www.bbc.co.uk/news/uk-england-leicestershire-53283967),

(Leicester coronavirus outbreak timeline: Who knew what, and when?By Catherine Burns BBC News, 3 July 2020 https://www.bbc.co.uk/news/health-53264580)

このような状況下で社会的距離を緩和し、特にパブの営業を再開したのは早すぎるというのはもっともな意見だと思います。

アルコールで判断力と認知能力が鈍った状態でマナーに気を使えというのは興奮した小型犬に周りに迷惑だから吠えるなと言うのと同じようなことです。

ロックダウンがほぼ全面的に終了したスペインでも新たな感染の増加を受け、バルセロナが首都のカタルーニャ州、およびガリシア州も再び部分的ロックダウンを設けたとのことです。

(Coronavirus: Spain imposes local lockdown in Galicia 5 July 2020 https://www.bbc.co.uk/news/world-europe-53299544)

なのでロンドンでも第二波が起こる可能性は当然十分高く、市民の危機意識が大幅に逸れないことを祈るばかりです。

ロックダウン中の留学生活

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さて、前回の記事からおよそ4ヶ月が経ちました。

前記事の終わりに今年いっぱいは続くんじゃないかと悲観しながら6月終息説が本当になればいいなと上部だけで書いたのを覚えていますが、厳格なロックダウンは今のところ撤廃されているので振り返ってみれば当時の予想よりは状況は良く運んでいるなと感じています。

この3ヶ月間ロックダウン中にしてはいろいろあった期間でした。

まず食事付きだった寮がダイニングサービスを終了するとのことで、環境を変えるのにいい機会だと思い6月初旬にフラットタイプの寮に引越しをしました。フラットタイプの寮とは要するにキッチンのある自炊寮のことです。

新しい寮の内装はホテルのようで前より良いのですが滞在費はシャワー共同で食事無しなので安く、フラットメイトとキッチンをシェアする新たな生活スタイルに馴染み始めているところです。

以前の寮より社交機会が増えたので、ほぼ完全な孤独状態ではもうなくなりました。しかしロックダウンのせいか人見知りをするようになりました。

フラットメイトのグループに溶け込むのに未だ苦労感を感じていますが、新たな日常に戻る過程だと思って満喫しようとしている日々です。マフィンやフォカッチャを振る舞ってくれたりとなかなか感じのいい隣人たちです。

また課題に追われる中6月中旬に昨年9月から共に過ごした友達がロンドンを後にし、僕はつい先日イギリスでの1年目の大学生活を終えました。

ロックダウン中概して睡眠リズムがまともだった日は指で数えるほどですが、筋トレや読書、新しいテレビシリーズ、外出制限が緩和されてからは長時間の散歩と趣味の写真を楽しんだりと完全に自分のペースで日々を送ることができたので、そこまで悪くはない経験かなと思います。

第一おそらくこんな生活ができるのは人生のうち今だけでしょう。

オンライン大学生活

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大学の授業を家から一歩も出ずにオンラインで受講することは、実はある意味で僕の夢でした。

とはいえいざ実際オンライン授業を始めてみると妙なものでした。

大学生であるという実感が皆無。

なのでこの学期中本当に勉強になっているのか疑わしく感じられました。普段の少量の読書から学んでいることの方がはるかに多い気がし、大学に所属している理由がイギリスに長期間滞在するためのビザでしかないと思い始めています。

それでも十分僕の目的を果たしてくれているのでいいのですが、これならオープン大学(日本でいう放送大学)でも変わりないんじゃないかとバカ高い学費が返ってこないのがとても理不尽に感じます。

しかし、モチベーションと学費の面を除けばオンライン授業制度はかなり柔軟なライフスタイルを与えてくれるので、大半のクラスメイトの要望とは逆に僕は来年までオンライン授業を継続してくれることを密かに望んでいます。

事実あの有名なケンブリッジ大学も来年までオンライン授業を行う決定をしています。

(Cambrige University moves all lectures online until 2021, The Guardian 19 May 2020 https://www.theguardian.com/uk-news/2020/may/19/cambridge-university-moves-all-lectures-online-until-summer-2021)

久しぶりの更新なので雑な内容の記事になってしまいましたが、次回の更新を楽しみにしていてください。

それでは皆さんお身体には気をつけて。

ロンドンでロックダウン開始から3週間が経ちました | ロックダウン中の留学生活

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コロナウイルスの大流行を受け、3月23日夜のダウニング街からのロックダウン発表より今週で3週間が経とうとしています。

発表から3週目の4月16日にロックダウン政策の見直しが行われる予定なので、日々コロナ対策に関する措置が今後どうなるのかをイギリスメディアのBBCやSky News上でチェックしていますが、今のところ到底措置を緩める段階ではないとのことです。友達と自由に会える日がさらに遠くなったことを知り、深いため息をついている今日この頃であります。

さて、振り返ってロックダウンが始まる前の個人的な反応、また発表された直後の実感などを本記事では簡単に書こうと思います。

ロックダウン発表前

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正直なところ、発表直前まで僕はイギリスがロックダウンを行うとは思っていませんでした。

またコロナウイルスそのものに関しては、治療薬がないことが最大の脅威なんだろうなとは思いつつ、手洗いと手を顔に持っていかないことでかなりの確率で防げると思っていたので、外出時は殺菌ハンドジェルを常に携帯しトイレが近くにない場合に頻繁に使うようにだけしていました。

コロナウイルスはウイルスの付いた手を顔に触れることによって最も感染すると聞いていたので、十分対策はしている方だと思い、それほど恐怖心は感じていませんでした。

その上、もしウイルスを受け取ったとしても免疫がダメージを受けていなければ普通のインフルエンザ程度で済むと思っていたので、睡眠と定期的な運動(特に中程度以上の強度の有酸素運動: ランニング、バーピー、早めのスピードでのシャドーボクシングなど)に気をつけつつ、パラセタモール、具体的にはLemsip(風邪薬)を余分に買っておいて普通に外出もしながら過ごしていました。

集団免疫からロックダウンへの急転換

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ロックダウンがないと思っていた理由はご察しの通り、当初イギリスは集団免疫をつくることを目標としてたからです。つまり感染者が増えれば増えるほど、コロナ終結に向かうだろうという考え方に則った姿勢がとられていたためです。

しかし、このまま何も手を打たず集団免疫ができるまで放置すれば死者数が冗談ではない数になるとの科学者チームからの警告を受け、イギリスは即座に方針を方向転換。発表直前の夕方に、「今夜新たなコロナ対策に関する発表がある」との速報を見たとき初めてああ遂にロックダウンやるんだなと覚悟したのを覚えています。

しかし、僕の中ではせいぜいロックダウンを施行するとしても5人以上の集まりを禁止するとかスーパー薬局以外のほぼ全ての店は強制休業の程度だろうなと軽く見積っていました。

1年留学で夏に帰ってしまう友達と会えなくなるとまでは予測していませんでした。

そんな甘い僕の予測を、危機感を持ったイギリス政府はあっさりと切り捨て絶望の淵に立たせてくれやがりました。

ロックダウンの内容

実際発表されたロックダウンは

1. スーパーや薬局などで生活必需品の購入目的以外での外出は禁止

2. 1日1種目の運動(ランニングならランニングのみ、ウォーキングならウォーキングのみ、サイクリングならサイクリングのみ)以外での外出目的は禁止、日向ぼっこなど言語道断。それも1人でもしくは同居者もう1人とでの運動

3. テレワークが絶対的に不可能な職業の人のみ(病院のスタッフ、介護、工事現場での仕事など)だけ通勤目的での外出が許可される

4. 一緒に外を出歩いて許される人数は2人のみ、しかもその2人とは同居者でなければならない

やはり一番衝撃だったのは、最後の「同居者以外とは一切会うな」というものでした。

全ての人にとってそうでしょうが、特に限られた期間しかその場で過ごすことができない留学生にとって友達に会えないというのは、状況が状況とはいえ酷な話です。パンデミックの真っ只中での対抗策とはいえ、理解はできても気持ちの上で受け入れることが難しかった内容の発表でした。

しかしながら、新たに明文化された法律を目の前にしてできることは友達付き合いから一旦距離を置き、一人でできることになるべく注意を向けるようにすることです。

ロックダウン発表後

1週目

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ロックダウンの1週間目は、連日雲が全く見られない地中海の国にいる様な快晴が続き、皮肉に思いながらも普通に過ごすことができました。入会していたジムに行けなくなったものの、今まで以上に室内での運動をするようになり、新たな習慣がついていくのを実感しながら案外快く過ごせたのを覚えています。またKindleGoogle Playで本を読む機会も増えたので、読書習慣も元に戻していく道筋を辿る日々を楽しんでいました。

ロックダウン発表前にミネラルウォーターを余分に買い込んでおいたので、最初の4日間は全く外には出ずにどれくらい室内のみで耐えられるかチャレンジしようという意気込みでいました。しかし1日2度の運動(起きた直後と夕方のシャワー前)のせいか予測より早くミネラルウォーターがなくなりスーパーに買いに出ざるを得なくなりました。スーパーへの道中でラッセルスクエアというやや広めの公園を通るのですが、そこに行くと意外と運動している人や犬の散歩をしている人、また新ルールにやや反してはいるもののベンチでくつろいでいる人も結構な数おり、ニュースで見たイタリア、スペインやフランス(特にパリ)でのロックダウンとは厳しさが違うんだなという印象を持ちました。

2週目

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しかし2週間目からだんだん精神的に辛くなってきました。何がつらかったかというとまず友達に会えていない実感と、この状況が早く終わらないかと焦る気持ち、そしてそれに輪をかけて重しになっていたのが課題に全く取り掛かれていないことでした。別に罪悪感を感じる方ではないのですが、いざ取り掛かろうとすると課題文献を読んでいるときにはなぜこんなにも読むのが遅いんだと、そしてキーボードに手を置いたときはなぜこうも言葉が浮かばないのか、浮かんだとしてもなぜこれほどにも非創造的なんだと自己批判が頭の中で止まらず、結局こんな感情を感じるくらいならいっそやらない方がマシだとやけになってイライラで掻いた緊張汗をシャワーで流して不規則な時間帯に寝る日々が続き、去年の体調が最悪の状態だった時がもう一度来るんじゃないかと不安の悪循環に陥っていきました。

言い訳気味にはなりますが去年の体調に戻るリスクは到底冒せないので、ストレスの原因となる課題は今のところやらないことにしました。課題の期限が5月半ばに延長されたのもあり、まあ今やらなくてもなんとかなるだろうと思ってそう判断しました。課題から距離を一定期間置くことによって自己批判的な反芻思考を減らすことを目的としていたので、可能な限りNetflixYouTubeで気を逸らしてダラダラしました。

正直ダラダラするのは逆効果だったなと今は気づいています。午前4時に就寝午後1時起床の日々が続いてしまったものですから。

3週目

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そのような酷く崩れたライフスタイルをロックダウン3週目に持ち越し、そろそろ直していかないと戻れなくなるなと。課題の方は先週よりは気軽に手をつけられるようになったので、再び課題文献を読み進めてエッセイのプランをたてているところです。

初めの方でも書いた通り4月9日現在でのイギリスはロックダウンを緩める段階にはまだまだないとのことで、最短でも5月の初めごろまでは続きそうな様子です。

コロナはいつ終わるのか

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コロナウイルスがいつ終わるかに関しては今のところほとんど目通しは立っておらず、人々のロックダウン政策の順守とワクチン開発にかかっているとの見方が優勢です。

様々な研究の中にはコロナウイルスは世界中の至るところに見られるものの、爆発的な感染が見られた地域は平均気温が低く乾燥した国々に集中しており、気候とウイルスの生存率には関連性があると示唆するものがありますが、期待するには早すぎるとのことです。

ロックダウンが効果を発揮し、6月終息説が現実になるといいのですが、今僕たちにできるのは人との接触を避けること、あと睡眠、運動、食事に気をつけて免疫力を低下させないように留意することです。

長文になりましたが最後まで読んでいただいた方ありがちうございます。

 

英語で大学の課題エッセイを書く方法 | 役に立つWebサイト・オンラインサービス

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大学でのエッセイはアクセスできる情報資源の豊かさで決まるといっても過言ではありません。

もちろん文章力や構成力などの「内なる」スキルはとても重要ですが、例えそれらのスキルに自信がなくても良いエッセイを書き上げることは充分可能です。

そこで、この記事では海外(英語圏)の大学に留学予定の方のためのアカデミックエッセイに役立つサイト・サービス・アプリを紹介します。

※紹介順はランダムです。

 1. Weblio辞書/アルク英次郎

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今の時代、辞書は紙のものではなくオンラインのものを利用する方が圧倒的に効率的です。

オンライン辞書は検索スピードにおいて優れているだけでなく、最新の情報を扱っているのでネイティブに苦笑されてしまうような古くさく不自然な表現を常用の表現と間違えて学んでしまうのを避けることができます。

これら2つのオンライン辞書では単語の意味・発音・例文を調べることができます。

特に例文が用意されているのは、その単語がどんな状況で使われるのかを感覚的に知ることができるので語彙学習にとても強い味方となります。

 

ejje.weblio.jp

eow.alc.co.jp

2. DMM英会話 英語でなんてYouKnow?

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このサイトもWeblioなどと同じく辞書として充分活用することができます。

Weblioアルクなどとの違いは、実際の英語話者・翻訳家がそれぞれの単語や表現について例文付きで解説してくれているところです。

なので、自然な英語表現を学びたい方にとってはブックマークのトップに置いておきたい良き相棒です。

ブログを読む感覚でスキマ時間に利用すると相当な実用的な英語の使い方の知識がつくと思います。

eikaiwa.dmm.com

3. スマホデフォルトの辞書

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(iPhoneユーザーでは調べたい単語を長押しすると現れる「Look Up」機能、Androidユーザーの場合は長押し後現れるDのシンボル)

従来までは、読んでいる最中にいちいち単語をタイプして調べるのは面倒な上読むスピードを下げるので非効率と言われてきました。

しかし、今はスマホ内蔵の辞書のおかげで2回のタップでインスタントに意味を知ることができます。

この機能は特にニュース記事や洋書を読む場面で役に立つので、より効率的な語彙学習にとって今や欠かせない存在です。

因みに読書についての科学的研究によると、わからない単語の意味を調べる作業は読書内容の記憶を強めるので、積極的にするべきであるとの結論が出されました。

僕は以前までは紙での読書を好んでいましたが、もはやあえて辞書が内蔵されているKindleで読まない理由はないと判断したので今は9割型iPhoneiPadで読書をしています。

4. Dictionary.com / Thesaurus.com

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和英辞書には欠点があります。それは直訳しか書かれておらず、意味や使い方が丁寧に解説されていないことが多いところです。

そんな場合は直接英英辞書で引いてしまう方が語彙理解が深まる場合があります。英英辞書といえば、従来まではOxford English Dictionaryほぼ一筋でした。

しかしながらネットがあらゆる人智を支配する現代においては、オンラインに特化した辞書であるDictioanary.comが圧倒的な存在感を際立たせています。

その圧倒的な存在感の理由は、やはりオンライン辞書特有に強みである検索の幅にあります。

発音、例文、同義語、反意語を一気に見渡すことができる点においてDictionary.comの右に出るものはないでしょう。ちなみにThesauras.comとは、Dictionary.com付随の同義語(Synonym)・反意語(Antonym)に特化して調べられるサービスです。

繰り返し同じ接続詞を使ってしまっていることに気づいたら、Thesaurus.comでササっと同義語を調べて語彙に多様性を持たせましょう。

実際僕もエッセイで単語の多様性に困った時はDictionary.comで言い換えたい単語を打ち込み、'Synonym'のセクションから適切だと思われる単語を引用しています。

https://www.dictionary.com

5. Google Scholar

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学術論文に特化した"Google"です。

引用するための論文はほぼGoogle Scholarで探します。中には要約(Abstract)だけで全文(Full Text)は読めないものもありますが、右側の欄にPDFのリンクがある場合はだいたい全文読めるので、論述課題の質を高めたい大学・院生にとって心強い存在です。

https://scholar.google.com

6. UK Essays 

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そもそも海外の大学でのエッセイ課題がどんなものなのか想像がつかないときは、例をみるのが最も手っ取り早いです。まさに百聞は一見にしかずという表現がここに当てはまります。

このサイトではプロが書いたエッセイの例が各分野ごとに幅広く集められているので、エッセイの雰囲気や構成を練るのに苦労しているときの一番の助っ人と言っても過言ではないでしょう。

www.ukessays.com

7. Grammarly

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書き上げた文章をそのままコピーしてペーストすれば文法的ミスや不自然な表現を指摘してくれる自動校正サービスです。

無料バージョンでは文法ミスの指摘まではしてくれますが、妥当な表現については意地悪にも「不自然なところがx箇所あるよ」としか教えてくれません。

いちいちネイティブに持っていってチェックしてもらうのが面倒くさい僕はやむなく有料バージョンにアップグレードしました。

年間£107でした。

app.grammarly.com

8. EssayEdge

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自動校正をあまり信頼していない方は、英文ライティングのプロのネイティブに直接校正を頼むことをおすすめします。多少値段は張りますがより丁寧で正確なフィードバックを受けることができます。

手順はとてもシンプルで、名前とメールアドレスを入力して文章ファイルをアップロードすれば、文法・表現のみチェックの場合は通常24-48時間以内に返してくれます。

https://www.essayedge.com

以上、今回の記事では英語で授業を受けている学生に役立つサービスを紹介しました。

これらのサービスが少しでも留学中及び英語にまつわる課題の不安やストレスを減らすことにつながれば幸いです。

ロンドンスナップ: Waterstones

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“University College London近くのGower Street上に位置する大型書店Waterstones3階哲学コーナーの一角にあるひっそりとした勉強スペース。こっそり図書館がわりに使わせてもらうのもたまにはいいかも。”

 

大学正規留学 | 現地に着いてすぐ友達を作る方法「週末の日帰り旅行」に参加しよう!

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留学してから最初の1週間、もしくは1ヶ月間くらいは友達作りに苦労したり孤独に感じることがよくあると思います。特に内向型の性格だったり何らかのタイプの不安障害・症状を抱えている場合はどうしたらいいかわからず悩み込んでしまう方もいることでしょう。

そんなときの解決策の1つとして、大学もしくは大学と提供をくんでいるイベント企画グループが主催する週末旅行にちょこっと出かけてイギリス国内を安く効率的に回ってみるのはどうでしょうか?

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たいていの場合移動手段は大型観光バスで、2カ所の観光地を回るのが通例です。価格も£30-£70と場所によって異なりますがあまり高くなく、一人で行くよりも電車の発車時間など心配せず気楽に観光地を回ることができます。

週末旅行ってどんな感じ?友達はどうやって作るの?

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具体例として、少し長くはなりますが僕の最初の週末旅行の様子を紹介しましょう。

最初の週末旅行ではStonehengeとBathへ行ってきました。

ロンドンからStonehengeまでは2時間くらい、StonehengeからBathまではだいたい1時間程度です。

旅行に参加する前の成り行きを説明すると、

まず同じ寮の友達に大学からのアクティビティ紹介のメールを転送してもらい、「eventbrite」というイベントアプリでサインアップしました(名前、メールアドレス、パスワード設定、住所、大学名、支払い方法を入力すればサインアップ完了)。

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そして希望のアクティビティ(この場合は: “Weekend Trip to Stonehenge & Bath”)をタップしてStandard Ticket(キャンセル時返金不可能)を選び、クレジットカードの番号とPINを打ち込んで参加申し込みを完了しました。参加申し込み完了後はデジタルチケットがアプリ内に保存されます。EチケットとしてPDFファイルでiBooks, Kindle, Adobe Acrobat Readerに保存したりApple Walletに追加することも可能です。

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因みにチケットは2つの種類があって、1つは僕が購入したStandard Ticket、そしてRefundable Ticket(2日前までのキャンセルであれば返金あり・料金はStandardより数ポンド高め)です。

今の時点で課題がどれだけヤバいのか、または本当はどれだけ行きたいのかを考えてどちらかを選びます。絶対行く!という場合はStandardを、どうかなまだわからんという場合はRefundableにしておきましょう。

そして翌朝の集合時間(8:30am)までに集合場所(38 Russel Square)につき、スマホを持って例のアプリ「eventbrite」からデジタルチケットを開いてバスドライバーに見せて「ようこそ」と言われ、ちゃんとできたなと安心しました。

ところが、例の友達が課題が間に合わないとのことでキャンセルしたので、突然完全に一人でのまったく知らない人だらけの団体旅行に参加することになってしまいました。

かなりの規模の団体旅行で、僕は最後の方にバスに乗ってしまいバスの席にはもうほぼ空きがありませんでした。誰かの隣に座らないといけません。なので同い年でフレンドリーそうな人を見つけて「Do you mind if I sit here?」と聞き、「Not at all!」と明るく返してくれたのでその時点で「Thanks, I'm -- by the way, what's your name?」と聞きカジュアルな世間話を始めていきました。

スペイン出身のとても綺麗な人でした。

初めての人に話しかけるコツ - 話しかけなければならない大義名分が成立する切羽詰まった状況をつくる

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僕はとても人見知りをするほうで不安障害も同時にもっているのですが、席が埋まっていて必ず誰かに声をかけて隣に座らなければならないという強迫した状態では、“話しかけるきっかけ”を自分から作る必要がないので、不安の要素が既に自然に一つ排除されています。そのような状況では誰に話しかけても気まずくありません。

それに早く座らないと迷惑ですし目立ちますので、「誰に話しかけるか」と人を観察して選択することだけに集中できます。だから人見知りであっても、そのような状況では対人不安を感じにくくなるのです。

バスの中に話を戻しましょう。

隣の席に失礼し、お互いの名前を聞いた後に話すことはもう決まっています。もうテンプレートのようなものです。次にすべきことは、

・どこの校舎で何を勉強しているか

・どれくらいここにいるのか

・留学から帰った後、卒業後はなにをする予定なのか

を順番に聞いていくのです。

今ここで説明だけしていると「そんな尋問みたいな」とイメージされる方もいるかもしれませんが、

実際の場面でそのような違和感が生じることはないので心配は無用です。

むしろ、ほとんどの心理学本にも書いてある通り、人は自分の話をするのが大好きです。なので質問をすることは、フレンドリーな会話を進めるのにも良い印象を与えるのにもとても役立つのです。さらに、上記のテンプレートのような「少し深い付け入った個人的な質問」をすると、人は心をよりひらきやすい傾向があると心理学の研究でわかっています。

日本のおじいさんおばあさんやイギリスの人たちの間でも人気の天気の話は身近で簡単でしょうが、その話題だけで頑張ろうとするとおそらく退屈な印象しか与えられないでしょう。

なので、要するに人見知りでいざ会話の場(特にカジュアルな世間話の場)で何を話せばいいのかわからないときは、先述した「テンプレート」にしたがって会話を進めていきましょう。

さらに質問をしている間自分は話さなくていいので、「質問」は内向型の人間にとっては最強の武器と言えるでしょう。

「質問」と「テンプレート」を駆使するだけでかなり会話上手になることができます。

僕もそのテンプレート会話を実践し、その日その同じスペイン出身の人たちのメンバーで一日中楽しく過ごすことができました。それ以後も週末に一緒に出かけたり他の週末旅行にも行くようにもなったので、効果があったと言い切ってよいでしょう。

最後に

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留学最初の友達関係術のコツをまとめると、

・週末旅行に参加する

・一人で参加している場合は話しかける大義名分を作って(とはいえ必ずしも大義名分をつくる必要はないです。人見知りや不安症が重い人の場合のみおすすめ)

・名乗ってから相手の名前を聞く(順番はおそらくどうでもいい)

・何を専攻しているのかなどを質問していく

となります。

しかし、ここまできてなんですがあともう一つ小さなことですが激烈に大切なことがあります。

ちょっとした合間の「笑顔」です。

胡散臭く聞こえますよね?(笑) しかし笑顔には目の前の相手を安心させる絶大な効果を秘めており、人間関係を良く築く上で見落とされがちながらも不可欠なものであることがわかっています。

僕は人間関係で自信を持ったことはほとんどなく、どうしたら気まずさを取り除けるかなどとずっと考え込んでいました。でもそんなことを考えているときどんな顔をしていると思いますか?

ふと気づいて自分自身に聞いてグサっときた質問です。

要するに考えても答えが簡単に出てこないもなや仕方ないことは思考から切り捨てる必要があるのです。

そのためには、自分が今一体どこに注意を払っているのかを認知することが重要です。

その訓練を積むことによって、そのようなメンタルを悪化させる反芻思考の悪習慣を改善することができるそうです。

自分が今頭の中で何を考えているのか、何を感じているのかを自分で把握できる能力を鍛えることは、人生全般の幸福度、心身の健康、そしてなんと生涯年収まで左右するとダニエルゴールマン博士提唱の概念「心の知能指数: EQ (Emotional Intelligence)」に関する最近の研究でより明らかになってきました。

気になる方はぜひ今年出版された最新本「EQ 2.0 (「心の知能指数を高める66のテクニック)」をを試し読みしてみてください。

「EQ 2.0 (「心の知能指数を高める66のテクニック)」

https://www.amazon.co.jp/EQ-2-0-「心の知能指数」を高める66のテクニック-トラヴィスブラッドベリー/dp/4865641491

※スポンサーではありません。

留学を控えている方、もしくは留学生活が始まって間もない方はぜひ参考にしてみてください!

今日のところは以上です。

ではまた!

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ロンドン大学バークベック校での授業開始後1週目

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ロンドン大学バークベック校(Birkbeck, University of London)でBA Psychosocial Studiesを学び始めた20歳の大学生です。

授業が始まってから今日でちょうど1週間が経ちました。

初回の授業直後からいきなりマルクス主義について書かれた文献を読まされたり、次の授業前課題としてマルクス主義についてどう思うかを300字以内の自由記述で課題を出されたりと、最初の週にしては予想以上になかなか刺激的な週でした。

週末はブライトンやバースに小旅行を...と楽天的に考えていたのですが、全くそんな余裕はかませかったですね。正直ナメてました(笑)

ということで、この記事では授業開始からの1週間はどんな感じだったのかを紹介したいと思います。

授業時間について

バークベックでは、授業は週3日(僕の場合今学期は月・火・水)で夕方の6時から9時にかけて行われます。(ですが実際行ってみると8時半まででした。何だか得した気分でしたね。)

また、月曜から水曜までの連続3日間だけなので、その気になればフランスやオランダまで軽く旅行に行けてしまえます。

つまりバークベックでは、授業での拘束時間がほかの大学と比べて非常に短いのです。

日本で1年半大学生活を送っていたときは、朝の1限目に1コマ, 夕方に2コマと、朝の9時から夕方の6時まで一日中拘束された気分で不満を感じていた日々があったので、こっちでの時間割にはかなり余裕を感じます。

授業の構成

前半45分が講義、後半45分がグループに分かれてのディスカッション

という授業構成になっています。

ですが6時から8時半までぶっ続けで行われるわけではなく、講義とディスカッションの間で10分くらいの休憩をくれます。

出席の取り方・遅刻について

出席については、教室についたときに学生証(Student ID Card)をスキャンするようことになっています。

しかしスキャンをし忘れる人が多いのか、実際のところは講義中に回ってくる紙の出席簿に自分の名前をサインするというアナログ方式がとられています。

遅刻について

遅刻については、最初のうちだけかも知れませんがあまり何も言われません。

キャンパスにまだ慣れていなく迷子になって遅刻する人も多いので、教授も事情を十分理解している印象を受けます。

今日は大学が始まって2回目の月曜日の授業だったのですが、教室変更があって遅れてくる人がちらほらいました。先生自身も迷ったと言っていました (笑) 今のところはだいぶ寛容なようです。

実を言うと、僕も水曜日の初回の授業を教室を間違えたあげく迷子になって15分くらい遅刻しました。「遅れてごめんなさい」と短く謝り、「別にいいよ今始まったとこだから」という感じでした。

クラスの規模・授業の流れについて

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クラスの規模

授業の全体人数は約40人くらいだと聞いています。

具体的な人数はよくわからないのですが、

個人的には期待していたより規模が大きいなと感じています。

しかし、グループディスカッションのときは最大でも5人程度の少人数のグループに分かれるので、大勢の前で発言を求められたりプレゼンをしたりする心配はいりません

もしろん意見したければオープンな雰囲気なのでバンバン言っていいと思います。

ただし、俗に言われている西洋型の何から何まで無理に発言を求められるという風潮はありません。また、発言頻度などが成績に影響することもシステム上はないようです。

さらに「どのように授業を受けたいか」を、授業が始まってから間もなく行われるパーソナルチューターとの1対1のミーティングで希望を聞いてもらえます。

例えば大勢の人数の前で話したり意見を言うことに抵抗がある場合は、「大人数の前で話すことに抵抗があるので配慮をお願いします」とミーティングの場で伝えておけば、授業中大勢の前で当てられて発言を求められることはなくなります。

日本の一般的な教育機関と違い、個人的な学び方の多様性に理解があるなという印象を受けています。

授業の進み方

講義では、最初にこれから登場する概念や学者の主張、論争が起こった歴史背景などを教授がかみ砕いて解説し、

その後のディスカッションでは予習文献や解説を踏まえてどう思ったか・どんな疑問や反対意見を持ったかをカジュアルに話し合うという流れです。

講義中で与えられた質問項目にそってグループで話し合いを進めて結論を出すという場合もあります。

ディスカッションの流れを具体的説明すると、

「じゃ、講義はここまでにして休憩後にディスカッション始めよう」

と教授が前半を締めくくり、休憩の後近くに座っている人で目があった人から

「Hi, what's your name? Nice to meet you, I'm --. Alright shall we? Haha Okay So... 」

みたいな感じで軽く声をかけ自己紹介をし、ディスカッションに入っていきます。

僕はかなり人見知りをする方ですが、一度話しかける時の“型”がわかればあとは大丈夫かなという感じです。

もちろん話しかけられる立場になったときの方が楽ですが。

あくまでも難しく感じるのは最初の話しかける立場になった時だけなので、特に人見知りや不安症の方はまず軽く微笑んでから、焦らずゆっくりと話すよう心がけると良いでしょう。

課題について

今学期とっている3つの授業のうち1つを例に出すと、

授業の振り返りや課題文献を読んでどう思ったかなどを毎週300ワード以内でコメントする自由記述と、

学期末提出の「Psychosocial Studiesとは何か」という漠然極まりない問いについて論じる2000ワードのエッセイ、あともうひとつ今までの授業でカバーしてきたトピック1つを選び、それについて自由に論じる2000ワードのエッセイがあります。なので大きなものは2000ワードのエッセイ2つのみということになります。試験はありません

しかし、その代わりその2つのエッセイだけで評価が決まります

最初に述べた自由記述については、評定には含まれず、提出方法は学生用掲示板のようなオンラインディスカッションフォームに書き込むことになっています。

余談ですが、この課題は思っていたよりなかなかやりがいがありました。

僕の投稿に対してコメント(実質反論)をくれた人がいて、「まあ確かにそれもそうだよな..」と思ってしまいなかなか反論が思いつかず一日放置したのですが(笑)翌朝の洗面中に反論の材料を思いついたので、無事返信することができました。

別にあえて反論する必要はなかったとは思うのですが、ディスカッションの場だとその方が面白くなるので。単に墓穴を掘った可能性もありますけどね(笑)

どちらにせよ大学のディスカッションの場なので、参加している態度をしめしておくこと自体は損にはならないと思います。ツイッター上のようにヒートアップして敵対的な雰囲気の議論になる心配もないでしょう。

まあこの課題おかげで、今日の授業後その本人と初めて対面で話すことができて友達の輪をひろげることにつながったので、授業中声高々に発言はしずらい内向的な僕にとってはオンラインディスカッションはやりがいがある(参加しやすいという意味で)と思いました。

終わりに

以上、僕の大学で授業が始まってから1週間たった時点で報告でした。同時にイギリスに入国してから今日でちょうど3週間目になるので、授業以外での生活一般の流れについても後ほどまた紹介したいと思います。

ありがとうございました。ではまた!

ロンドンスナップ: カフェ "Pret A Manger"

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”店内での一枚。Pret A Mangerはロンドンの街中で見かける赤い星が目印のカフェチェーン。課題文献を読むとき、小腹が空いた時によくふらっと立ち寄る場所。ほどよくうるさくて集中しやすい。サンドイッチがおいしいことで口コミで評判がある。僕のおすすめは味噌汁とカレースープ。”

ロンドンに到着後すぐにするべきこと6つ | イギリスの大学に留学の方必見

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ロンドン大学バークベック校でPsychosocial Studiesを今年2019年9月30日から学びはじめた20歳の大学生です。9月16日にロンドンに着いてから今日でちょうど2週間が経ちます。

この2週間の間でしなければならなかった手続きや参加するべき大学の行事について書いていきます。

*本記事は2019年10月2日現在での情報です。

1. BRP(在留カード)の受け取り|9月19日

BRPはBiometric Residence Permitのことで、いわゆる在留カードのことです。

入国後10日以内に受け取らなければ罰金をとられます。できるだけ着いたらすぐに受け取るようにしましょう。

BRPの受け取り場所|Kings Cross Post Office 夕方6時に閉まります。日曜休業

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このBRPは近くのPost Officeもしくは自分で指定した機関(大学、会社など)で受け取れます。大使館とかで受け取るのかと思っていたらそうじゃないんですね。

僕はPost Officeで受け取る方を選んだので、Kings Cross駅の道路を挟んだ向かい側にあるKings Cross Post Office入国後4日目の9月19日に受け取りました。

写真の右側に赤い文字でKings Cross Post Officeと書いてあるのが見えるでしょうか。

ここが受け取り場所です。

Kings Cross Post Office - Open Hours

・月~木:8:30am-6:00pm

・金、土:9:00am-6:00pm

・日:Closed

ちなみに左側に見える時計付きの建物がキングスクロス駅です。この駅からエディンバラへ行けます。5時間ぐらいかかりますが。

余談ですが、今回僕はこのBRPを受け取るために3回足を運ばなければなりませんでした。

当初は到着翌日の9月17日に受け取るつもりだったのですが、実際受け取れたのは入国後4日目の9月19日でした。

1回目は、

「今は発行するためのサービスが止まっているからまた戻ってきてくれ」

と言われたので次の日の昼過ぎに再び行ったのですが、

「まだ整っていないから未だに発行できない」

と言われしぶしぶ帰り、その次の日の朝にやっと受け取ることができました。

もし入国後7日目に「そろそろBRP取りに行くか」ともたもたしてたらどうなっていただろうかと思いましたね。

BRPは現地に着いたらすぐにPost Officeまで取りに行きましょう。

持ち物

受け取る際にはパスポート大使館からの手紙(本文が"You must present this letter to the Immigration Officer upon arrival in the UK."で始まるもの)を持っていきましょう。

2. Tier 4 Registration(学生登録: 大学で学生ビザを認証してもらう)

次にするべきことは

・パスポートの原本

フライトチケット

BRPカード最終学歴証明書の原本

を持って、大学の学生サポートセンター(Student Advice Centre)にて学生登録をしてもらうことです。

僕の場合は1対1で持参した書類を渡してだいたい15分程度で済みました。

3. 所属学科のCourse Induction Dayに参加する|9月23日

Induction Dayとは所属学科のオリエンテーションです。学部のオリエンテーションは僕の場合は後にありました。

内容としては、

・授業を担当される教授の紹介、

・授業がどのような形で進んでいくのか、

・課題はどんなものか

・いつ出されていつまでに提出しなければならないのか、

・図書館の利用方法

・課題に取り組む際に必要な参考文献の見つけ方

などについて説明を受けました。

全部でだいたい1時間半くらいでした。あまり長い感じはなかったですね。気づいたらあっもう終わりかという感じでした。

クラスメイトと顔を合わせる最初の日!友達の輪を広げよう。

また、このInduction Dayが最初にクラスメイトと顔を合わせる日となるので、友達を作る良い機会でもあります。

近くの人に「君も~学部/学科なの?おお一緒じゃないか!(当然だがあえてリアクションしておく)楽しみ?それとも緊張してる?」という風に話しかければ自然な会話のスタートを切れるんじゃないでしょうか。定番中の定番の話しかけ文句ですが、みんなこんな感じで友達になっていっているようです。

あまりに決まり文句過ぎているので、最初僕は「そんなんで?定番すぎる… もっとユーモアな話しかけ方が必要なんじゃないか」と少し堅苦しく思っていたのですが、やっぱり決まり文句は決まり文句でも友達作りの王道であることには変わりないようですね(笑)

そう考えが固まって以来、僕も新しいクラスメイトを見つけるたびにこの決まり文句を使い回しています。何もあえて他の話しかけ方をする必要はないようにいまのところ感じています。

4. 所属学部(Department)のオリエンテーションに参加する|9月28日

こちらのオリエンテーションは先述したInduction Dayよりも大きめの規模のものとなります。

内容としては、「ようこそ~学部へ!あなたたちはそれぞれ様々な目的をもって本学部に来られたことでしょう。私自身もこの学問を始めてから博士号取得の道につき(もしくは取得してから)今に至りますが...(中略)きっとここでの学びはあなたの将来にとって...(省略)」みたいな感じです。

後は図書館の使い方や参考文献の見つけ方などと、Induction Dayと少し内容が被るなといった具合です。

しかしそれでも参加はしておくべきでしょう。大学によっては参加必須のところもあると思います。

全体で1時間くらいでした。これもそんなに長い気はしませんでした。

5. 最初の授業の場所を確認しておく

小さなことのように思えますが意外と大切です。

事前に授業場所を確認せずに当日いきなり行くと、大勢の人で混雑してるわ、サポートスタッフは他の同じように迷子になって場所を聞いている学生の対応に追われているわ、ビルの周り(もしくは中を)何周したかわからんわでかなりカオスな状況に立たされパニックを起こしそうにもなります。初日からそんなストレスいらないですよね(笑)

心理面での安定剤として、教室がどの建物の中にあるのか、どの階にあるのか、何号室かを事前にチェックしておくことを強くおすすめします。

6. 学生ポータルサイトにログインする

教室が変更されたとき、休講になったとき、事前のリーディング課題がある場合など、学生生活において必要な情報のほぼすべてがそれぞれ個人の学生ポータルサイトで確認できます。

特に教室の変更などは日常茶飯事の話です。

授業開始30分前に「変更になりました」と通知されることも普通なので、学生ポータルサイトでいつでも必要な情報を確認できるようにしておきましょう。

技術面のトラブルもよくある話です。

実際僕のクラスメイトにも、技術的な問題で授業が始まって2日目の今日の時点で未だに学生ポータルにアクセスできていない人がいました。

なので授業が始まる3日前までには(あまりにせっかちになるとユーザーネームやパスワードの設定がまだ反映されていない場合もありるので)確実に利用できる状態にしておきましょう。

いずれにせよ学生ポータルへのアクセスは授業が始まる1か月前、2週間前、1週間前、3日前というように定期的に行っておくと、後で学校に対して「おいどうなってんだ」と大きな顔をして文句を言いに行けるでしょう。

終わりに

ざっとこんなところでしょうか。

ここでの情報は僕の場合のみで必要だったことをかいているので、大学によっては科目選択やプレイスメントテストなど他にするべきことがあるかもしれません。ご注意ください。

この記事が少しでも留学前の不安をやわらげることになれば幸いです。

ツイッターでも現地情報、留学情報、大学生事情などを発信しているので、よろしければフォローよろしくお願いします!

それではまた!

ロンドンスナップ:St. Pancras International & King's Cross

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"滞在先からKings Cross Post Officeまでの道で撮った半パノラマ写真。左に見えるヴィクトリアンゴシック様式の建築物がセントパンクラスルネッサンスホテル(St. Pancras Renaissance Hotel London)。犬も同伴できるらしい。右端に見える黄土色の建物がキングスクロス駅(London King's Cross)。ハリーポッターに出てくる9 3/4プラットフォームがある。"

イギリスの学生寮生活を紹介!ロンドン大学の学生寮 「College Hall London」 | 2019年10月最新

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ロンドン大学バークベック校でPsychosocial Studies (Undersgraduate) を学んでいる20歳の大学生です。

今日のブログでは、ロンドン大学群が斡旋している寮(Intercollegiate Halls)の中の

僕が現在住んでいる「College Hall London」について紹介したいと思います。

1. 留学生には寮への優先権がある

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留学生には、正規・交換・短期を問わず寮滞在への優先権があります

*締め切りまでに寮に応募すれば確実に入れてもらえるとのことです。

僕の場合は、その締め切りは確か5月17日辺りだったと覚えています。

また、ロンドン大学群の学生は基本的に最初の1年間は大学群斡旋の寮(College Hall, Garden Hall, International Hall, Lilian Penson Hall ..etc)に滞在することができます

希望すれば契約の延長を申請することはできますが、2年目からは自分でフラットシェアをするのが通常だそうです。

どうしても寮に残りたい場合はまた新たな手続きをせねばならず、申請しても許可されるかどうかは需要が高いためわからないそうです。

滞在費: シャワー・トイレ付きのシングルルーム(Single, En-Suite)で週£200以上

滞在費については、僕の部屋を例に出すと

Single Bedroom (一人用のサイズのベッドルーム)

En-Suite(個人専用のシャワールーム&トイレ),

Catred(食事付き),

Bills Incleded(光熱費・水道代込み)

週£200以上です。

※部屋の様子を写真で本記事の最後の見出し「マイルームツアー!」にて紹介しているので、気になる方は目次から飛んでください。

さすがロンドンの中心部で徒歩10分以内の最寄り駅が複数ある(Russel Square, Goodge Steet)ということで、日本の物価と比べると確かにとても高いです。

しかし、大学も間近にあり(Birkbeckは道を挟んで反対側のビルで所与時間は徒歩30秒程度、University College London徒歩7分程度、London School of EconomicsKing's College Londonは徒歩20分・バスでは15分くらい)、毎週ゴミを部屋まで回収しに来てくれたり(自分でゴミ出しをする必要がない)、定期的に部屋・バスルームの掃除もやってくれる(部屋全体、シャワールームも自分で掃除する必要なし)ので、生活面ではだいぶ精神的・体力的な負担が少ないのではないかと思います。

また、さらに友達の輪を広げたい方にもやはり寮に滞在することを強くお勧めします。

ここで紹介している寮には、ロンドン大学群の中のそれぞれ違うカレッジからの学士課程や修士課程の学生だけでなく、様々な国からの留学生も集まってきています

一人一人が違うことを勉強しているので、自分の専攻分野以外の分野も知ることができます。

ロンドン大学学生寮(University of London, Intercollegiate Halls)は、様々な面でとても色鮮やかな多様性に富んだ環境となっています。

寮(College Hall London)のロケーション

College HallMalet Street上にあります。

The British Museumの真後ろのストリートです。

寮の前の道路を挟んで反対側には僕の学校(Birkbeck, University of London)があり、教室に迷わなければ寮の入り口出てから30秒程度で着けるでしょう。

そして寮の隣にはWaterStonesという大型書店があり、本屋の中にカフェも併設されています。

蔦屋書店みたいな感じですね。

本屋には地下、1階、2階、3階という構造になっています。3階には木の椅子とテーブルがいくつか用意されているので普通に図書館がわりに勉強スペースとして利用することもできます。語学セクションと心理学・社会学・哲学の本が充実している階で、僕にとってはなかなかのお気に入りの場所です。

最寄駅とその他地域へのアクセスについて

地下鉄(Underground)の最寄駅は近い順に、

・Goodge Street 

・Russel Square 

・Tottenham Court Road

・Warren Street, Euston

・Euston Square 

・St. Pancras International & King's Cross

アクセスの良さは抜群のエリアです。

2. 寮での食事について

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寮によって食事付きか自炊式かで滞在形態を選べるのですが、

僕が住んでいる寮はCatred(食事付き)なので全く自炊する必要がありません

自炊したい方は食事なしの滞在プランを選べますが、この寮では大多数が食事付きを選んでいるようです。

食事の時間

食事の時間はまさにホテルみたいに決まっていて、

・朝食(平日のみ)8時〜9時半

・ブランチ(週末のみ)11時〜12時半

・夕食(常に):18時から19時半

となっております。

友達の輪を広げる機会として、寮のダイニングルームは絶好の場所でしょう。

あ、食事の時はホールIDを忘れずに!

上の写真のように、IDをトレイの上に置いてホールのおじさんおばさんたちに見せ、食事を頼みます。

パントリー

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それに加えて各階にパントリーという、

・冷蔵庫

・冷凍庫

・電子レンジ

電気ケトル

・アイロンとアイロン台

・飲める水道水の水汲み場

(おそらく超硬水、苦い、これからも飲み続ける気には全くならなかった)

が揃った場所があるので、自分で自由に近くのスーパーで買ってからチンしたり冷蔵庫に放り込んでおくことができます。

自分専用にミニフリッジやミニフリーザーを買っている人も時々見かけますが、よほど大事な食べ物で盗られるのが心配でない限りわざわざ買う必要は無いでしょう。

僕の場合は、買うものはたいていサラダボウルとか果物パックとかケチャップぐらいですので、おそらくあまり盗まれやすいものではないでしょう。

もちろんフードパーティーを打ちあげたりしない限り、マクドやKFC、BBQ味のピザなどをパントリーの冷蔵庫に保存しておくことはおすすめしません。

3. 寮で用意されているもの・されていないもの

寮ですでに用意されているものには、

・ベッドの台

マットレス

・クローゼット(引き出し3つ、空き段4つ

・机

・机に同設の3つの引き出し

・椅子

・蛍光灯

・ベッドライト

・本棚

・無線無料Wi-Fi

・3つの引き出し付き棚 (ベッドの隣にある)

・カーテン

ラジエータ (セントラルヒーティングですが各部屋で温度調整が可能です。とても暖かく、マックスにするとむしろ暑いです。※暖房がつき始めるのは10月下旬から11月最初辺りまでのいつか)

・画鋲ボード (横長が勉強机と蛍光灯の間に1つ、120cm-130cm程度の長方形ボードがベッドの壁に1つ)

ということで、

自分で用意しなければならないのは、

・トイレットペーパー

・ベッドセット(布団と枕、シーツ・枕カバー付き)

・プラグ変換器・変圧器

・ドライヤー

電気ケトル

・バスタオル

・タコ足配線

ぐらいです。

あとは個人のニーズや好みによって異なってくることでしょう。

ベッドセットは大学運営のオンラインショップで購入可能。受け取りは1階のレセプションで。

ベッドセットは大学運営のオンラインショップで£20で購入できます。

購入後は、レセプションにて購入後に届いたメール(それがレシートになります)を見せ、「ベッドセットください」とコンセルジュの人に伝えます。

その場で渡してくれるのでそこまで手間もかからず便利ですね。

色やデザインは残念ながら選べないので、こだわりがある人は近くのTottenham Coart RoadのArgosという電化製品店/ほぼ何でも屋で購入できます。

Argosではベッドセットだけではなく、他に日常生活に必要なものもほとんど全て揃えることができます。

4. 洗濯について

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上の段が乾燥機下の段が洗濯機となっています。

かかる時間はそれぞれ1時間弱です。

住人の数の割に台数が少ないので、洗濯が終わったらすぐに乾燥機に移し替え、乾燥も終わったらすぐに引き上げましょう

急いでいる人に勝手に出されて他の人の服と混ざってしまうことがありますので、充分注意してください。

洗濯機・乾燥機の使い方


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使い方は、

1. まず黄色いカード読み取り機のスタートボタン(Start/End緑色のボタン)を押し、

2. Washer(洗濯機=黄色のボタン)かDryer(乾燥機=赤色のボタン)かを選択します。

3. そして手持ちのクレジットカードで料金を支払って、

4. 写真左にあるボタンにて洗濯/乾燥の方法の種類を選んだらすぐに回り始めます。

あとは時間通りに戻ってきて移し替え/引き取りをするのみです。
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これで大人への階段を一段踏み出せました(拍手)

おめでとうございます!(笑)

5. マイルームツアー!

最後に、僕の部屋(Single Room, En-Suite)の実際の様子を写真で短く紹介します。

Collefe Hallでの滞在を考えている方は参考までにどうぞ。

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部屋全体1

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部屋全体2

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バスルーム
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洗面所

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シャワー

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今日のところは以上です。

ありがとうございました。ではまた!