大学でのエッセイはアクセスできる情報資源の豊かさで決まるといっても過言ではありません。
もちろん文章力や構成力などの「内なる」スキルはとても重要ですが、例えそれらのスキルに自信がなくても良いエッセイを書き上げることは充分可能です。
そこで、この記事では海外(英語圏)の大学に留学予定の方のためのアカデミックエッセイに役立つサイト・サービス・アプリを紹介します。
※紹介順はランダムです。
- 1. Weblio辞書/アルク英次郎
- 2. DMM英会話 英語でなんてYouKnow?
- 3. スマホデフォルトの辞書
- 4. Dictionary.com / Thesaurus.com
- 5. Google Scholar
- 6. UK Essays
- 8. EssayEdge
- ロンドンスナップ: Waterstones
1. Weblio辞書/アルク英次郎
今の時代、辞書は紙のものではなくオンラインのものを利用する方が圧倒的に効率的です。
オンライン辞書は検索スピードにおいて優れているだけでなく、最新の情報を扱っているのでネイティブに苦笑されてしまうような古くさく不自然な表現を常用の表現と間違えて学んでしまうのを避けることができます。
これら2つのオンライン辞書では単語の意味・発音・例文を調べることができます。
特に例文が用意されているのは、その単語がどんな状況で使われるのかを感覚的に知ることができるので語彙学習にとても強い味方となります。
2. DMM英会話 英語でなんてYouKnow?
このサイトもWeblioなどと同じく辞書として充分活用することができます。
Weblioやアルクなどとの違いは、実際の英語話者・翻訳家がそれぞれの単語や表現について例文付きで解説してくれているところです。
なので、自然な英語表現を学びたい方にとってはブックマークのトップに置いておきたい良き相棒です。
ブログを読む感覚でスキマ時間に利用すると相当な実用的な英語の使い方の知識がつくと思います。
3. スマホデフォルトの辞書
(iPhoneユーザーでは調べたい単語を長押しすると現れる「Look Up」機能、Androidユーザーの場合は長押し後現れるDのシンボル)
従来までは、読んでいる最中にいちいち単語をタイプして調べるのは面倒な上読むスピードを下げるので非効率と言われてきました。
しかし、今はスマホ内蔵の辞書のおかげで2回のタップでインスタントに意味を知ることができます。
この機能は特にニュース記事や洋書を読む場面で役に立つので、より効率的な語彙学習にとって今や欠かせない存在です。
因みに読書についての科学的研究によると、わからない単語の意味を調べる作業は読書内容の記憶を強めるので、積極的にするべきであるとの結論が出されました。
僕は以前までは紙での読書を好んでいましたが、もはやあえて辞書が内蔵されているKindleで読まない理由はないと判断したので今は9割型iPhoneやiPadで読書をしています。
4. Dictionary.com / Thesaurus.com
和英辞書には欠点があります。それは直訳しか書かれておらず、意味や使い方が丁寧に解説されていないことが多いところです。
そんな場合は直接英英辞書で引いてしまう方が語彙理解が深まる場合があります。英英辞書といえば、従来まではOxford English Dictionaryほぼ一筋でした。
しかしながらネットがあらゆる人智を支配する現代においては、オンラインに特化した辞書であるDictioanary.comが圧倒的な存在感を際立たせています。
その圧倒的な存在感の理由は、やはりオンライン辞書特有に強みである検索の幅にあります。
発音、例文、同義語、反意語を一気に見渡すことができる点においてDictionary.comの右に出るものはないでしょう。ちなみにThesauras.comとは、Dictionary.com付随の同義語(Synonym)・反意語(Antonym)に特化して調べられるサービスです。
繰り返し同じ接続詞を使ってしまっていることに気づいたら、Thesaurus.comでササっと同義語を調べて語彙に多様性を持たせましょう。
実際僕もエッセイで単語の多様性に困った時はDictionary.comで言い換えたい単語を打ち込み、'Synonym'のセクションから適切だと思われる単語を引用しています。
5. Google Scholar
学術論文に特化した"Google"です。
引用するための論文はほぼGoogle Scholarで探します。中には要約(Abstract)だけで全文(Full Text)は読めないものもありますが、右側の欄にPDFのリンクがある場合はだいたい全文読めるので、論述課題の質を高めたい大学・院生にとって心強い存在です。
6. UK Essays
そもそも海外の大学でのエッセイ課題がどんなものなのか想像がつかないときは、例をみるのが最も手っ取り早いです。まさに百聞は一見にしかずという表現がここに当てはまります。
このサイトではプロが書いたエッセイの例が各分野ごとに幅広く集められているので、エッセイの雰囲気や構成を練るのに苦労しているときの一番の助っ人と言っても過言ではないでしょう。
7. Grammarly
書き上げた文章をそのままコピーしてペーストすれば文法的ミスや不自然な表現を指摘してくれる自動校正サービスです。
無料バージョンでは文法ミスの指摘まではしてくれますが、妥当な表現については意地悪にも「不自然なところがx箇所あるよ」としか教えてくれません。
いちいちネイティブに持っていってチェックしてもらうのが面倒くさい僕はやむなく有料バージョンにアップグレードしました。
年間£107でした。
8. EssayEdge
自動校正をあまり信頼していない方は、英文ライティングのプロのネイティブに直接校正を頼むことをおすすめします。多少値段は張りますがより丁寧で正確なフィードバックを受けることができます。
手順はとてもシンプルで、名前とメールアドレスを入力して文章ファイルをアップロードすれば、文法・表現のみチェックの場合は通常24-48時間以内に返してくれます。
以上、今回の記事では英語で授業を受けている学生に役立つサービスを紹介しました。
これらのサービスが少しでも留学中及び英語にまつわる課題の不安やストレスを減らすことにつながれば幸いです。
ロンドンスナップ: Waterstones
“University College London近くのGower Street上に位置する大型書店Waterstones3階哲学コーナーの一角にあるひっそりとした勉強スペース。こっそり図書館がわりに使わせてもらうのもたまにはいいかも。”