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ロンドンの大学に正規留学中の21歳が書いているブログです。現地の事情や海外での大学生活に役立つ情報を配信しています。

大学正規留学 | 現地に着いてすぐ友達を作る方法「週末の日帰り旅行」に参加しよう!

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留学してから最初の1週間、もしくは1ヶ月間くらいは友達作りに苦労したり孤独に感じることがよくあると思います。特に内向型の性格だったり何らかのタイプの不安障害・症状を抱えている場合はどうしたらいいかわからず悩み込んでしまう方もいることでしょう。

そんなときの解決策の1つとして、大学もしくは大学と提供をくんでいるイベント企画グループが主催する週末旅行にちょこっと出かけてイギリス国内を安く効率的に回ってみるのはどうでしょうか?

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たいていの場合移動手段は大型観光バスで、2カ所の観光地を回るのが通例です。価格も£30-£70と場所によって異なりますがあまり高くなく、一人で行くよりも電車の発車時間など心配せず気楽に観光地を回ることができます。

週末旅行ってどんな感じ?友達はどうやって作るの?

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具体例として、少し長くはなりますが僕の最初の週末旅行の様子を紹介しましょう。

最初の週末旅行ではStonehengeとBathへ行ってきました。

ロンドンからStonehengeまでは2時間くらい、StonehengeからBathまではだいたい1時間程度です。

旅行に参加する前の成り行きを説明すると、

まず同じ寮の友達に大学からのアクティビティ紹介のメールを転送してもらい、「eventbrite」というイベントアプリでサインアップしました(名前、メールアドレス、パスワード設定、住所、大学名、支払い方法を入力すればサインアップ完了)。

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そして希望のアクティビティ(この場合は: “Weekend Trip to Stonehenge & Bath”)をタップしてStandard Ticket(キャンセル時返金不可能)を選び、クレジットカードの番号とPINを打ち込んで参加申し込みを完了しました。参加申し込み完了後はデジタルチケットがアプリ内に保存されます。EチケットとしてPDFファイルでiBooks, Kindle, Adobe Acrobat Readerに保存したりApple Walletに追加することも可能です。

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因みにチケットは2つの種類があって、1つは僕が購入したStandard Ticket、そしてRefundable Ticket(2日前までのキャンセルであれば返金あり・料金はStandardより数ポンド高め)です。

今の時点で課題がどれだけヤバいのか、または本当はどれだけ行きたいのかを考えてどちらかを選びます。絶対行く!という場合はStandardを、どうかなまだわからんという場合はRefundableにしておきましょう。

そして翌朝の集合時間(8:30am)までに集合場所(38 Russel Square)につき、スマホを持って例のアプリ「eventbrite」からデジタルチケットを開いてバスドライバーに見せて「ようこそ」と言われ、ちゃんとできたなと安心しました。

ところが、例の友達が課題が間に合わないとのことでキャンセルしたので、突然完全に一人でのまったく知らない人だらけの団体旅行に参加することになってしまいました。

かなりの規模の団体旅行で、僕は最後の方にバスに乗ってしまいバスの席にはもうほぼ空きがありませんでした。誰かの隣に座らないといけません。なので同い年でフレンドリーそうな人を見つけて「Do you mind if I sit here?」と聞き、「Not at all!」と明るく返してくれたのでその時点で「Thanks, I'm -- by the way, what's your name?」と聞きカジュアルな世間話を始めていきました。

スペイン出身のとても綺麗な人でした。

初めての人に話しかけるコツ - 話しかけなければならない大義名分が成立する切羽詰まった状況をつくる

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僕はとても人見知りをするほうで不安障害も同時にもっているのですが、席が埋まっていて必ず誰かに声をかけて隣に座らなければならないという強迫した状態では、“話しかけるきっかけ”を自分から作る必要がないので、不安の要素が既に自然に一つ排除されています。そのような状況では誰に話しかけても気まずくありません。

それに早く座らないと迷惑ですし目立ちますので、「誰に話しかけるか」と人を観察して選択することだけに集中できます。だから人見知りであっても、そのような状況では対人不安を感じにくくなるのです。

バスの中に話を戻しましょう。

隣の席に失礼し、お互いの名前を聞いた後に話すことはもう決まっています。もうテンプレートのようなものです。次にすべきことは、

・どこの校舎で何を勉強しているか

・どれくらいここにいるのか

・留学から帰った後、卒業後はなにをする予定なのか

を順番に聞いていくのです。

今ここで説明だけしていると「そんな尋問みたいな」とイメージされる方もいるかもしれませんが、

実際の場面でそのような違和感が生じることはないので心配は無用です。

むしろ、ほとんどの心理学本にも書いてある通り、人は自分の話をするのが大好きです。なので質問をすることは、フレンドリーな会話を進めるのにも良い印象を与えるのにもとても役立つのです。さらに、上記のテンプレートのような「少し深い付け入った個人的な質問」をすると、人は心をよりひらきやすい傾向があると心理学の研究でわかっています。

日本のおじいさんおばあさんやイギリスの人たちの間でも人気の天気の話は身近で簡単でしょうが、その話題だけで頑張ろうとするとおそらく退屈な印象しか与えられないでしょう。

なので、要するに人見知りでいざ会話の場(特にカジュアルな世間話の場)で何を話せばいいのかわからないときは、先述した「テンプレート」にしたがって会話を進めていきましょう。

さらに質問をしている間自分は話さなくていいので、「質問」は内向型の人間にとっては最強の武器と言えるでしょう。

「質問」と「テンプレート」を駆使するだけでかなり会話上手になることができます。

僕もそのテンプレート会話を実践し、その日その同じスペイン出身の人たちのメンバーで一日中楽しく過ごすことができました。それ以後も週末に一緒に出かけたり他の週末旅行にも行くようにもなったので、効果があったと言い切ってよいでしょう。

最後に

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留学最初の友達関係術のコツをまとめると、

・週末旅行に参加する

・一人で参加している場合は話しかける大義名分を作って(とはいえ必ずしも大義名分をつくる必要はないです。人見知りや不安症が重い人の場合のみおすすめ)

・名乗ってから相手の名前を聞く(順番はおそらくどうでもいい)

・何を専攻しているのかなどを質問していく

となります。

しかし、ここまできてなんですがあともう一つ小さなことですが激烈に大切なことがあります。

ちょっとした合間の「笑顔」です。

胡散臭く聞こえますよね?(笑) しかし笑顔には目の前の相手を安心させる絶大な効果を秘めており、人間関係を良く築く上で見落とされがちながらも不可欠なものであることがわかっています。

僕は人間関係で自信を持ったことはほとんどなく、どうしたら気まずさを取り除けるかなどとずっと考え込んでいました。でもそんなことを考えているときどんな顔をしていると思いますか?

ふと気づいて自分自身に聞いてグサっときた質問です。

要するに考えても答えが簡単に出てこないもなや仕方ないことは思考から切り捨てる必要があるのです。

そのためには、自分が今一体どこに注意を払っているのかを認知することが重要です。

その訓練を積むことによって、そのようなメンタルを悪化させる反芻思考の悪習慣を改善することができるそうです。

自分が今頭の中で何を考えているのか、何を感じているのかを自分で把握できる能力を鍛えることは、人生全般の幸福度、心身の健康、そしてなんと生涯年収まで左右するとダニエルゴールマン博士提唱の概念「心の知能指数: EQ (Emotional Intelligence)」に関する最近の研究でより明らかになってきました。

気になる方はぜひ今年出版された最新本「EQ 2.0 (「心の知能指数を高める66のテクニック)」をを試し読みしてみてください。

「EQ 2.0 (「心の知能指数を高める66のテクニック)」

https://www.amazon.co.jp/EQ-2-0-「心の知能指数」を高める66のテクニック-トラヴィスブラッドベリー/dp/4865641491

※スポンサーではありません。

留学を控えている方、もしくは留学生活が始まって間もない方はぜひ参考にしてみてください!

今日のところは以上です。

ではまた!

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